以前は『痴呆症』と呼称されていたが
二〇〇四年四月に『認知症』へ改称。
一般的に「ボケる」という印象があるが、全員がいつも呆けているわけじゃない。
自分で歩けなくなるのは後期だし、ずっと寝たきりってわけでもない
特に初期は、一見身体は普通に元気そうで、普通に喋れるし、目の前のものに普通に反応する
通常の感情がある。
だから怖い。
外見からは普通に見える。
それなのに認知症を患っている。
それは、家族や医師、周囲しかわからない。
認知症にはいくつかの種類があるが、
いずれも脳内に支障が起きたれっきとした「病気」である。
病気に見えなのに「病気」。
このことがどれだけ恐ろしいか