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    認知症日記-445/480[2020/4/15]コロナ・ウィルス蔓延は介護施設をどう襲うのか


    ★事実を正確に伝える為には本来ならば総てあからさまに書きたいところであるが、お世話になった介護関係者の方々や近隣の方々の個人情報の問題もあるので固有名詞は架空のものにせざるを得ない箇所があることを最初にお断りしておきます。


    2018年に独居生活を維持させながら家族が介護を行っていた日々、
    2019年に初めて介護施設に入居させる直前の日々
    を書いてきた。

    前回書いてから随分と日が経った。

    この間も色々な事があったがとてもじゃないがブログを更新する気になれるような日々ではなかった。

    ・持病があり、
    ・認識力がない認知症患者
    ・集団生活の中、濃厚接触が必須の環境
    ・気をつけて貰っていてもスタッフさんは毎日自宅からの通勤の中で感染のリスクを持って施設に出勤する

    コロナには最弱の場所の一つだろう。

    報道でも既に数件の介護施設内での集団感染が明らかになっている。

    施設から電話が鳴るたび、ドキッとする。
    今まで以上に。

    それならテレワークが主となった今だけでも我々家族が引き取って介護を出来るのか?

    幾ら検討しても、それは事実上不可能でしかない。
    認知症が進行した母を再度、介護施設外で生活させるリスクの多さを挙げただけでも非現実的と認めざるを得ない。

    現在、母がお世話になっている特養では先月末から
    ・基本的に面会禁止
    ・どうしても面会の必要がある場合は面会者の体温が37°未満を確認
    ・面会時間は5分程度
    ・スタッフの方は全員、毎日出勤の度に検温
    出来うる限りの体制で介護を継続してくれている。

    誰が感染するのか分からない、未だピークの日が見えないこの国の環境の中、
    家族に出来るのはただただ祈ることしかない。

    (手尾広遠)


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