認知症-#12 介護認定審査会
調査員は認定訪問を終えたら、レポートを行政に提出する。
その後、五名の認定員で構成される「介護認定審査会」が開かれる。
●過日行われた認定調査日に患者本人との問答からの判定を
コンピュータで点数化した「一次判定」の介護度
●認定調査員が書いた自由記入の特記事項
●主治医の意見書
の三通が置かれ、審査会が行われる。
つまり、調査員のレポート(○▽×)がコンピュータで数値化されたものが「一次判定」
そして、なんと「一次判定」で書かれた「要介護度」について、
「何かご意見がある方は?」と聞かれるという、
患者本人に会ってもいない審査員に意見などあるのだろうか?
「特にありません」
となって、ほぼ「一次判定」の結果通りに「要介護度」が決定されてしまうのだ。
私の母は、MRI検査で「アルツハイマー型認知症」と診断されたにも関わらず、最初の介護度はなんと「要支援1」だった。
家族がその通知を開いたときの感想は、
「ふざけるな」。