認知症

認知症-#2 医者探し、病院探し

「認知症」を検査、治療する医者は何科だ?

そんなことも知らなかった。
だって準備してないし。

うちの母は家から徒歩圏内の個人医にずっと通っていた。
「どっか悪いところあるの?」
「無いわよ。この歳だからね、定期的に診てもらってれば安心でしょ」

外見的には2018年88歳になることを考えれば普通より少し元気なくらいで、
歩行速度も速い。さっささっさ歩く。

だからその言葉を信じてきた。
何十年も。

しかし少なくとも今母が通院している内科では「認知症」を疑わなかったのだから、
専門医を探さなくてはならない。

本当に今はネットがあって便利だ。

場所、外観、治療方針などが調べられる。

日本認知症学会および日本老年精神医学会がそれぞれ認定しており、両学会合わせて約800人の医師が登録されています(2015年11月現在)。精神科、神経内科、老年科などには認知症専門医がいることが多く、「認知症センター」とか「もの忘れ外来」などと標榜されている場合もあります。

認知症フォーラム.com 』より

へぇ、認知症専門医」
そんな医者がいるんだ。それにしても数字が古いな。今はもっと増えているんだろう。
母の実家から通院できるエリアで検索。
お、何軒もあるぞ。

「お義母さん、いまは何の薬飲んでるのかしらね」
妻が言った。
初めて母の「お薬手帳」を見た。
はぁ?
「どこも悪く無いのよ」
そう言っていたくせに9種類もの薬を毎月処方されている。

母に聞いても要領を得ない。
「そりゃあ、歳とってるんだからいろいろと予防のためなのよ」
予防の為って、、、
「お薬手帳」をよく見る。
血糖値を下げる薬が3種、血糖値ってことは糖尿病?
そのほかにも
甲状腺、むくみ、コレステロールとか
あらま、薬漬けじゃんか。

普段の様子から「持病などない」という本人の言葉を鵜呑みにしていたのは家族の責任だ。
元来、見栄っ張りだし、
「息子二人に迷惑をかけたくない」が口癖でできるだけ自分でやろうとする。
有難いことだが、時と場合による。

3種の処方されていれば絶対に医師はコメントしているはずだ。
しかし問うても自分で「糖尿病寸前」という自覚がない。
普段から珈琲、紅茶に砂糖じゃばじゃば、米や餅、麺類大好きで野菜嫌い。
これじゃあ糖尿病まっしぐらなわけだ。
そもそも血液検査をしているはずだ。
血液検査結果は見つからない。

けっきょく、内科医で「認知症専門医」を探した。
そうすれば内科の薬と万が一認知症だった場合の薬を一度に処方して貰えるだろう。
いた!

私鉄で2駅隣りの個人病院だがけっこう立派な建物。

一緒に連れて行った。
母はきょろきょろ、自分が普段通う病院じゃないことにご立腹。
しかも優しそうな内科医で認知症専門医の院長は
「うちでは検査が出来ないので●●●病院に紹介状を書きますから、
MRI検査を受けてください。その結果を見ながらまたご相談しましょう」

●●●病院は地域で有名な大病院だが、2時間3時間待ちあたり前の病院。
あそこに行くしかないのか・・・

けっきょく、●●●病院へMRI検査を受け、
アルツハイマー型認知症と診断された。

さて、その後わかったこと、
★個人医であれ大病院であれ、MRIなどを持った病院じゃないと何度も往復することになる。
★認定されている認知症専門医とは、学会などが医師向けに主催するセミナーを
 半日くらい受講すれば認定されるものらしい(担当ケアマネージャーさんに聞いた)。★認知症専門医と認定されていても真摯に認知症に向き合っている医者じゃなければ、
 マニュアル通りの薬を処方するだけ。

もっと、がビーンとなったこと
「いまのところ、認知症は完治できませんので、薬で遅らせるしかないんですよ」
認定された認知症専門医様はそう言ってのけた

ここから家族の苦悩が始まった

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