認知症

認知症-22 家族が出来ることー家中の見える箇所に注意書きを貼りまくる

 最初の頃は、カレンダーを居間、台所、トイレに置き、
「病院へ行く日」「ディサービスへ行く日」など用事はなんでも
書き込み、日付に丸をつけた。
さらに、用事の前日、当日にはカレンダー、メール、電話のトリプル確認をした。
 それでも段々と行ってみると出かけてしまったり、出かける用意をしていなかったりになった。
 それと、あちこちにカレンダーを置くと、一つのカレンダーだけに家族が知らない時に、本人が何かを書き足している。よく読めない字で。
「これは何の用事?」と書いた本人の母に聞いても「なんだったかしらね、忘れた」と、謎を増やすだけだった。
 結局は、家族が行った時、母の座る席の目の前、台所、冷蔵庫の扉、電話機の横、玄関、トイレ、と見えるところに手当たり次第、メモをペタペタ貼るしかなかった。
 それでも見なかったら、仕方ない。
カレンダー、電話、メールは続けながら、ひたすら母に伝達する方法を増やした試行錯誤の連続だった。

(記*手尾広遠)


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