認知症

認知症-24 認知症の81歳父を殺害した息子に懲役8年

 認知症介護についての本(Kindle版)出しました
母が認知症、家族はボロボロ: 〜親が認知症を発症したら家族に襲いかかる100のこと〜
母が認知症、家族はボロボロ: 〜親が認知症を発症したら家族に襲いかかる100のこと〜 [Kindle版]
著作:手尾広遠、表紙:大山あさこ、発売:ドルフィン・パブリッシャー

今年3月、大阪府茨木市で同居する認知症の父親の首を絞めて殺害した息子に対し大阪地裁は懲役8年の判決を言い渡しました。
被告は当時、両親と3人暮らしで父親は事件の1か月ほど前から認知症で寝たきりの状態でした。
 これまでの裁判で被告は動機について「父を殺害すれば介護を担当していた母が楽になると思った」と証言

今朝(2019/8/10)のMBSの報道から

記事は実名記載しているが筆者の判断で削除した。

殺していいとは思わない。被告の生活状況が分からないし母親ひとりだけが介護をしていたのかどうか、家庭それぞれの事情も分からない。
私はこの事件に言及したくて引用したのではなく、
認知症介護をしていれば誰しも何度か「早く死んでくれたら」と思ってしまうくらい、家族にとってしんどいものだ、ということが 世間に理解されていないだろうな、ということからなのです。

現実には「死んで欲しい」「殺したい」と思うことと実際に「殺してしまう」ことの間には無限に近い距離がある。
しかし認知症介護を経験したことがある方は誰しも「早く死んでくれたら」と思わされるほどの病気なのだ。

 認知症患者本人に「病気の自覚がない」からあれやこれややらかして、それがトラブルを招く。
本人はトラブルになっていることすら認識がない。
トラブルを処理するのは家族。トラブルが起こるのはいつも突然。

これの繰り返しである。
家族が自分たちの生活、仕事がありながらの介護だけでは限界があるのだ。

これからもこんな悲惨な事件が頻発するようで堪らない気持ちだ。

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