認知症

認知症-#6 認知症が他の病気と決定的に違う訳


心臓系の病気
肺系の病気

死因の上位に並ぶ疾患の中には「自覚症状に乏しい」と言われる病気もあるが、
人間ドックや精密検査で発見され、
医師から「〇〇病気です」と宣告されれば、治療に通い処方された薬を服用し
「治りたい」と思うのが普通だろう。

ところが、この認知症は「病識がない」と説明される。
つまり「自分が認知症だと認識できない、覚えていない」ということだ。

「病識がない」ということは「病気を治したい」という気持ちが起こらない、
これこそが最も怖いことなのだ。

病人本人に「自覚がない」状態だ=「自分はどこも悪くない」となる。
認知症以外の持病があっても「記憶障害」が主な症状なので、
「 自分はどこも悪くない」と思ってしまうのも仕方がない。

しかし、しっかりと認知症なわけだから、放置すれば症状は悪化するし、
薬を飲んでも「進行を遅らせる」だけだから認知症から逃れられない。

●電話がかかってきて電話に出て会話をしても切った瞬間に「誰から何の用事か忘れる」
●人と何かの約束をしても忘れて行けない
● 薬を飲まなくてはいけないのに飲めない→飲み忘れ
● 薬を飲んだか覚えていないのでまた飲んでしまう→重ね飲み
●食事、買い物も同様
ありとあらゆる生活上の支障がおきてしまう
だから家族は大変。
ヘルパーさんがほんの何時間かせっせと介護してくれても帰ったらそのことすら忘れてしまう

重ねて書く
「病識がない」ということは「病気を治したい」という気持ちが起こらない、
これこそが最も怖いことなのだ。

しかしながら自分が認知症だとしっかり自覚を持ち生活している例もある

認知症になった私が伝えたいこと
佐藤 雅彦
大月書店
2017-03-23



認知症になった私が伝えたいこと
佐藤 雅彦
大月書店
2014-11-20





新しい分かり方
佐藤 雅彦
中央公論新社
2017-09-20



 こういう形で「自覚」してくれたなら、家屋、周囲も随分と楽なはずだが
悲しいかな稀なケースはだと思う
 



 
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